いやぁ、うれしい! アラビヤン焼そばが再販されていたとは!
いつの間にかお店から消えて、数十年ぶりの再会。。
なんで、あんなに美味しいのに売らなくなったのか、不思議でなりませんでした。。
千葉県では細々と生き残っていたようですが、それ以外では販売しなくなって数十年のようです。
今世紀になって、ネットなどで限定的に販売されるようになったら、
「なんじゃこれ!?ウマイゾ!」と一部で話題になり、
数年前から、広い地域で再販されるようになったとのこと。
アラビヤン焼そばは、なんだか独特な味でした。
アトム系っぽくて、舌がビリビリ。粉末ソースが魔法の味。
昔と同じ味だと良いなぁ。
今の味覚でも美味しく感じるかな? 楽しみ。
好き過ぎて困るくらい好きだったんですよ。
小中学校の頃、よく作ったなぁ...
これにネギとキャベツをちょこっと炒め、添えて食べていました。
子供心に「アラビヤン」という言葉にも惹かれたのだと思います。
スパイスやらなんやらの魔力が、きっとものすごいんだぞ!
中近東萌えっ! みたいな。
たぶん、子供の頃から、エスニックなものに惹かれていたのでしょう。
(「あらびやん」だとカタカナに変換しないなぁ。。shiftキーを打たんと。。)
アラビアンナイトの魔術師が「買え買え!食べて食べて!」と催眠術をかけて来るようなパッケージがまた、嬉しかったものです。
あのジャケットにはマインドコントロールされましたよ~。
その頃、マインドコントロールなんて言葉は世間には出回っていなくて、
なんだかわからんけど、魔法にかけられてしまうゾ、この絵を見ると!と思って、ますます引きずり込まれていました。
テレビのCMも、なんだか魔法っぽくて好きでした。
・・・で、感動の再会を果たしたアラビヤン焼そばを早速お昼ご飯として作ってみました。
袋の中身。麺は割と多めな感じ。粉末ソースを開けてみると、紫がかった妖しい色合いの粉末。懐かしい。昔ながらのアトム系のビリビリした味わいかな? 青のりは嫌いだから使いません。
入れる具。懐かしの味を楽しみたいので、具材はいつもよりググッと我慢して少なめ。
(今日はこんくらいでカンベンしといてやらぁ( ̄v ̄)ノ )
これらの他に、出来上がってから、バワン・ゴレン(揚げた赤タマネギ)をパラッとかけます。
さぁ、炒めたり茹でたり、一気にいくかぁ!と思ったら仕事の電話〜
火にかける前で良かった。
完成~!
味は、思ったほどアトム系のビリビリじゃない。というか、自然な優しい味。具をゼロにしたらあの味を味わえるのかな? でも具無しはイヤだわねぇ。
まぁ、何にしても、美味い! 焼きそばは美味しいなぁ。
麺の具合はちょうど良い。腰があって良い食感。小学生の頃は、茹で過ぎてプヨプヨの麺にしちゃったりしたこともあったけど、ウン10年のルーチンワークのお陰で、この辺は進歩したみたいだ。
海老も、ちょっと火を通し過ぎると硬くなってダメダメだし、生もいかん。いまだに難しいなぁと思います。幸いちょうど良い感じのプリプリツルツル。えがった。
今の時代には、アトム系はあんまり芳しくないんじゃないか、またお店から消えてくんじゃないのかなと心配もしたけど、この味ならいけるんじゃないのかなぁ。
野菜をテキトウに入れたら、まろやかな優しい味になるし、基本的に美味しいソースだし。
妖し気なアラビヤン人形(インドのシーク教徒っぽくもあるけど...)と、後味のアトムっぽさが舌にまとわりつく昔懐かしい怪しさが、雰囲気ピッタリ
いまだに粉ソースを堅持する潔さがすてきです。
「不思議な位おいしく出来ます」のコピーも胡散臭くて良いですねぇ。
昭和の空気を閉じ込めた缶詰みたいな焼そば
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