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大黒PAの「肉とキャベツの辛味噌炒め定食」:通風口



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大黒PAの「肉とキャベツの辛味噌炒め定食」

昨日、所沢方面に出かけた帰り。外はもう真っ暗。
大黒PAで休憩。何か食べよう♪
1階の食事コーナーは、異様にハイになった少年がうるさ過ぎるので、2階のレストランで。
「肉とキャベツの辛味噌炒め定食」を注文しました。¥780也。

カミさんの頼んだ和風ラーメンが先に出てきました。
巨大なラーメンどんぶりに、トロみたっぷり脂いっぱいの汁があふれんばかり。
麺は、恥ずかしがり屋さんなのでしょうか、豊かな汁の底で、深海生物のように姿を潜めています。
こんな大量の汁を呑んだ人の身体はどうなってしまうのか、見ていてドキドキしました。

私の頼んだ「肉とキャベツの辛味噌炒め定食」が出来上がってきました。



ご飯が、てんこ盛り。
更に目を驚かせたのは、巨大なおかず皿に、なみなみと広がる汁っ気のお多さ。
あんかけでもないのに水っぽさがサービス満点、ジャブジャブです。
キャベツは、愛情たっぷりに時間をかけて火を通してもらえたのか、落ち着いた茶褐色。
私のハートを鷲づかみにした、見事な出来映えの食品サンプルとは、まるで別人♪
食感は、噛まずに流し込めるほど柔らかくクタクタで、豊かな水っぽさを含みジュプジュプです。

味付けでまた驚かせてもらいました。
完食したら病院に直行出来そうなほどの塩分の多さです。
この一皿で、軽く4日分の塩分は摂取出来ることでしょう。
私は、低血圧で幸いでした。
「サラリー」の語源は、ラテン語で「sal(塩)」ですが、もったいなくて泣けるほどサラリーが大盤振る舞いです。
カミさんにも「すごいよ♪」と勧めてみました。
カミさんは、恐る恐る、ひと欠片のキャベツを取って食べると、
「ギャッ!」と悲鳴を発しました。
「水で薄めな!」
「不味くて食べられなくなっちゃうよ〜♪」
「残しな!」
「いや、もったいないから食べるよ。でも汁はさすがに無理だよ〜♪」
普段なら、具にタレをからめて、なるべく食べ切ってしまう私ですが、生命の危険を感じるほどの豪華な塩分でしたので、ジュプジュプの汁っ気を具から搾り落とすようにして頂きました。
サラリーを振り捨てるとは、なんて豪奢なお食事なのでしょう。
合間に食べるおしんこは、豊かな塩分により塩漬けとなった舌には、わずかばかりの塩っぱさすら感知出来ず、味がわかりません。ただの硬くて冷たい物体です。マジカル♪
お味噌汁は、粉のインスタント味噌汁そっくりの素朴なお味。
てんこ盛りだったご飯さんも、圧倒的な塩分には多勢に無勢の小戦力でした。

なんと言いましょうか、自炊を始めたばかりの男子学生のようなレベルの料理を、お金を払って食べられるなんて…
今となっては、得難い体験でありました。

食べている途中から、胃がしくしく痛み始めました。
半日経った今でも、胃が重く、ヒリヒリとした痛みを感じます。
舌もビリビリです。

ほんとうにありがとうございました。
地雷を踏ませてもらいました。

・・・・・・・

イラスト館たま、・・・http://tamah.web.fc2.com/il.html





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