PHP歴史街道10月号にイラストを描きました。
もう次号が出ようという時期に、遅ればせながら10月号の話。
徹夜の連続、仕事が重なり重なり、飽和状態の数ヶ月で、ブログの更新も滞ってしまいました。
歴史街道10月号のテーマは、日露開戦と国家を生き残らせる為に尽力した人々の英知と胆力、努力について。
担当したページは、P.20〜21の戦艦三笠、西郷従道内務大臣、山本権兵衛海軍大臣の見開き。
P.60〜61の北清事変(清の義和団争乱)における、柴五郎中佐麾下の日本人守備隊北京籠城戦の図とイギリス外相ランスダウンと 林董(はやし ただす)駐英公使。
北清事変の日本人籠城戦の活躍が、「日本人となら同盟を結ぶに値する」と、アジアの振興国日本の能力を一等国イギリスに印象づけ、日英同盟へと導き、日露戦争勝利の礎となったそうです。
この時期に指導的に活躍していた日本人は、江戸後期から明治初期に生まれ育った人達です。
鎖国をして、世界とは隔たりのあった江戸時代の人材育成のシステムが、西洋文明の圧倒的優勢の時代にあっても、有効に通用していたのだなぁと感心いたしました。
P.21のスピンオフ的な感じで、P.31に三笠の単品。これは、海面や空などを加筆して整えました。
今回の三笠の絵は、編集長にも好評を頂き「素晴らしい出来で、もったいなかった。すいません。見開きで出したかった」と言って頂きました。
まだ、本屋さんには並んでいました。
どうぞ手に取って見て下さい。
次の11月号は、今月6日頃の発売。
11月号には、幻の超特急「弾丸列車」の想像図を描きました。
壮大な計画に基づいた、蒸気だけれど後の新幹線の原型のような列車です。
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イラスト館たま、・・・
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