そうそう、アップするのを忘れてた。『歴史街道・2月号』用に図を描いたのでありました。
もう、書店では次の号に入れ替わっていることでしょう…
ユダヤ人を助け、キスカの奇跡をなした樋口季一郎司令と、
占守島(しゅむしゅとう)の池田末男戦車連隊長の話に図面2図だけですが、描き起こしました。
九五式軽戦車と九七式中戦車の側面図です。
「士」マークを付ければOKということだったのですが、少ない資料を照らし合わせて、迷彩などもなるべく現存した物に近づけるようにしました。不明なところもあり正確ではありませんが…
当時日本領だった千島列島占守島の戦いは、一応終戦となった8月15日が過ぎた8月18日に、日ソ中立条約を破ったソ連軍が上陸して始まりました。
日本の守備隊は良く戦い、攻め入るソ連軍を抑えましたが、停戦となり、23日に日本軍は武装解除となってしまいました。
そして兵達の多くはシベリアに抑留され…
国の戦いが終わってから、自分達だけが戦うなんて、現代人の私にはゾッとします。
もう平和な時代が来るというのに、理不尽な戦いのために命を落としたくはありません。
それでも、当時の現地の指揮官や兵隊さん達は、持ち場を守って立派に戦ったんですねぇ。。
なんとも頭が下がり、そして悲しくなります。
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もう、発売から1ヶ月くらい経ってしまって、書店にはもう無いかもorz
ここしばらく、忙し過ぎたり、気持ちが一杯一杯だったりで、ホームページもブログも更新が滞ってしまいました。
歴史街道 2011年8月号64戦隊の人物群像など、人物の生き様について書かれた特集です。
私は、ビジュアルの4P分、12機種を担当しました。
■ビジュアル3 隼だけではない! 陸軍が誇る傑作戦闘機
■ビジュアル6 隼戦闘隊の好敵手たち
隼以外は、漠然とP-51とかブレニムとかで良いとのことだったのですが、なるべく
ビルマ方面に配備された特定の機体に迫ってみようと、自分なりに調べまくりました。
もし、まだ本屋さんにあったら、どうぞご笑覧下さい。
PHP研究所の『歴史街道・ノモンハンの真実』が刷り上がり、こちらにも分けて頂きました。
描いたと思ったら刷り上がり! 速くてビックリ。
「Visual 2・日ソ両軍の主力兵器比較」というページで、両軍の戦車や装甲車両の側面図を担当いたしました。
ポリカルポフ I-16や九七戦、八九式中戦車など、好きな形の多い時代の飛行機や車両なので、大喜びで描きました。
ノモンハン事件以外にも、江戸期や昭和の民俗文化、仮装巡洋艦エムデンについてふれた読み物もあり、自分にはとても興味深い内容ばかりで、これは大変お得でありました。
一回絵を描いて、何度も美味しい(´v`)v
第二次世界大戦の「軍用機」がよくわかる本-PHP文庫飛行機のイラストをいっぱい描いた本、難産だったこの本が、
Amazonの(本 > 社会・政治 > 軍事 > 兵器・戦闘機)部門で瞬間12位になっていました。
変動は激しく、しばらくすると200位くらいになっちゃうでしょうけれど、まだまだ品が動いているようで、嬉しい限りです。
8位の『図解 戦車』も、中のイラスト(大量!)を全て担当した本です。
PHP文庫の中では107位。この文庫のシリーズは層が厚そう。ものすごく沢山出ているんでしょうねぇ、PHP文庫。恐るべし!!