九六式二型艦戦(1/144)
ウイングキットコレクションVol.9「WWII 初期戦闘機編」(F-toys)
↓この3機種
私は、トンガッてて、いかにもカッコイイ飛行機は、あまり好きではありません。
この初期戦闘機編は、古さと垢抜けない感じが漂う時期の飛行機達なので、非常にウェルカムです。
でも…ハリケーンなんかは、1/144では既出だから要らん。
それよりポリカルポフ I-16を出して欲しかった。。
・・・なんてまぁ、欲をかいても仕方ありませんね。
バッファローが欲しいと願いつつ3箱選ぶと、引き当てたのは、バッファローのB-339E(英空軍)とフィンランド空軍のいわゆる「タイバーン・ヘルミ(空の真珠)」、もうひとつは九六式二型艦戦でした。
ハリケーンを引かなくてエガッタ♩大好きなバッファローは欲しかった2パターン♩
しかし、私は九六艦戦がキライです。
フォルムが生理的にイヤ。なんか、大嫌いなムシのハラビロカマキリの姿(文字を打ってるだけでオゾ気で背中がゾゾゾ。。)を思い出してしまいます。
ボーイングF4Bと並んで、カタチで気持ちが萎える戦闘機です。
堀越技師作の、麗しい零戦の前作がコレですか?みたいな。七試単戦なんか、もっとダッサダサだけど。
(堀越技師と言えば...早く、映画『風立ちぬ』を観たいなぁ)
まぁ、クルト・タンク技師のFw-190の前作になる単発戦闘機が、Fw159だったりもしますしねぇ。過渡期の悩ましい時代だったのかな。
この二型艦戦の銀色に赤っていうのも、ダッサくって嫌だなぁ。
ミドリ色の四型艦戦の方が良いなぁ…でもミドリだと、ますますカマキリっぽいかぁ。オゾゾ…
↓キットの出来は、こんな感じです。
1/144の九六艦戦は、かなり小さな模型です。全長は約53mm。
小さい割には、モールドは上品な方かな。部品の合いも良いんじゃないでしょうか。
とは言え、普通に組んだら多少の隙間が生じます。
面倒だから素組み…といきたいところですが、可能な限り隙間は消し、
合いの悪いところは削ったり、色々と調整してみました。
「べ、別に九六艦戦のこと好きなんかじゃないんだからねっ! これ以上ブサイクだとキモくて見てらんないから手をかけてあげるだけなんだからね!勘違いしないでよね!」
ペラ、エンジン、カウリング、ペラ軸、排気管を組むのは、プラモ慣れした人なら大丈夫でしょうけれど、
不慣れな人や不器用な人には、若干難しいと思います。
組み難い。そしてウッカリすると間違った位置関係で組んでしまうかもしれません。
組み立てやデカール貼りに気を取られていると、アンテナ支柱が折れ易いです。
まだ新しいキットなのにデカールが分解したり、いくらか苦労させられました。
デカールは、ノリの効きが非常に悪いです。胴体などの曲面にピタリと貼り付いてくれません。
模型の表面とデカールの間に、流し込み接着剤を少し注いでみたら上手くいきました。
流し込み接着剤が間に入ると、デカールと模型の肌との馴染みも良くなりますね。
さて、完成です。
↓こんな感じ。
隙間などは、かなりきれいに処理出来たと思います。
出来上がったのを見ると、1/144にしては良い模型ではないかなと思いました。
観ているうちに、だんだん愛着が…
なかなか味のあるフォルムの飛行機じゃないですか。
あ、いや…
「べ、別に九六艦戦のこと好きなんかじゃ…(後略)」
・・・・・・・
イラスト館たま、・・・
http://tamah.web.fc2.com/il.html///////////////
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