現在発売中の歴史街道7月号用に、新選組が突入した池田屋の復元図を描きました。
7月号表紙
これがちょっと面白くて、今までドラマや書籍に描かれてきた池田屋の推定像とは内部構造が異なります。
池田屋の建物が実在していた頃の当主佐々木家に伝わる池田屋の見取り図を元にして作画いたしました。
階段の向きや浪士達の集まった部屋の位置が従来のものとは異なりますので、突入経路や戦いの様相が変ってきてしまいます♪
佐々木家の池田屋見取り図は、とても貴重な情報で、戦いの場には直接関係無い部分ではありますが、建物の構造として不確かなところもあり、よくよく考え、考証の先生方とも推量を重ね、建物の図を構成せねばなりませんでした。
見た感じは普通の構造図ですが、苦心の労作です。
隊士や浪士達の姿も、小さいですが、ちゃんと描いてありますよ♪
簡単な図ですが、新選組隊士の隊服も作図しました。
三角のだんだら模様で有名な隊服は、地の色が、昔のドラマでは黒っぽかったり、今は青系でも何種類かの表現があります。。
青や空色ではなくて、「浅黄色」という空色に黄色を混ぜたような色というのが、現在では有力のようです。
「浅黄色」は、ネギの葉の薄い青緑色のことだそうです。「浅葱色」とも書きます。
だんだら模様も何種類かの説がありました。
今では間違いであろうということになっているようですが、袖だけでなく裾にまでだんだらがあったり、袖のだんだらが三角の白い面ではなくて白の線だったり…
歴史街道・・・
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来月6日発売の歴史街道8月号は、撃墜王西沢廣義特集です。
そのため、今月は、ソロモン方面に配備されて戦った12機種の側面図を描きました。
いわゆるラバウル航空隊の零戦や陸攻、夜戦などと、
ガダルカナルやポートモレスビーの基地に布陣した米陸軍や海兵隊の戦闘機や爆撃機、空母艦載の戦闘機などです。
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イラスト館たま、・・・
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