イラレからフォトショに作業の場を移しました。
基本色をバケツ塗り。これは後の作業で選択範囲として使い易いよう、1レイヤに一色だけ。
他の固有色は別レイヤで。
絵全体の調子を見るため、背景を入れてみます。
選択範囲で分けて3色をバケツ塗りで色置き。
この単純な色分けの段階は、構図の調整にとても都合が良いです。
背景は陸と海なのですが、参考にした画像などとカタチが変わっても構いません。
「自分が観たかった絵」が、既成の実写画像をまんま引き写しただけ、というモノなら問題ですが、
今回の私の絵の場合、背景は脇役です。資料にとらわれる必要はありません。
構図や主役(今回は飛行機)との兼ね合いで、背景なんて、どう変えてもかまいません。
あるいは、ピンと来る構図を求めて、飛行機の位置や角度を、レイヤリンクして、ああでもないこうでもないと微調整するのも良いです。
ルーチンに組んだ構成を利用して、気楽に絵心を発揮しましょう。
陰影無し、大きい色面で分かれているだけのこの状態、なんだかポスターっぽくて、こういうフィニッシュもありかなと、頭の中に蓄積しつつ、次の作業に進みます...
・・・・・・・
(新)イラスト館たま、・・・
http://tamah.web.fc2.com/il.htmlPR
インシグニアなどのマーキング作業は終了。
ようやく、イラレからフォトショに作業の場を移せます。
レイヤは上層から「寸法」「ペラ/無線」「部品」「風防」「細い線」「描画」「輪郭」「マーキング」「下絵」
「下絵」以外の全てのレイヤをフォトショで作成するフォルダに移植します。
このような順序にレイヤ分けしておくと、作業の進行、変更、修正、微調整などが容易になります。
描く作業を勘(絵心)に頼らず、着実に進めることが出来、そして精神的な負担が減ります。
絵心に頼らないなんて、ひどい絵描きですが、私はそれで良いと思っています。
人間は何かを感じ、ものを考え続ける生き物ですから、絵心なんて放っといても動き出します。
ただ、描き始めから仕上げまで、絵心だけに頼って描くなんてのは、難儀なことです。
迷走したり挫折することも多くなるでしょう。描き上がったとしても、必ずしも自分の観たかった絵に仕上がるとも限りません。
絵心だけで描き求めるのは、とても芸術的なアプローチで悪くはないのですが、私は気が向いた時のお遊びとして実験したりしています。
ルーチンな段取りで9割くらいまで形をこしらえ、やるべき事が見えたところで、残りの1割くらいに絵心を注ぎ込んだり調整したりして、望んでいたものに近づければ良いと思っています。
戦車をギリギリ前線の近くまで貨車などで運び、自力走行はちょっとだけにするのと似たような感じです。
戦車を後方から遠い戦地まで自走させていたら、中の人は疲れちゃう。燃費も悪いし、戦車もガタがきちゃうことでしょう。
・・・・・・・
(新)イラスト館たま、・・・
http://tamah.web.fc2.com/il.html
線入れは、概ね終了。
次は、線の色と太さをそれぞれに応じて変え、
それから、ちょっと面倒くさいマーキング。
それが終わったら、イラレからフォトショに作業場を移します。
仕事では、大量の絵をある一定以上のレベルを保ちつつ量産せねばなりません。
描き損じているヒマはありません。
猿でも描ける、絵心が無くても描ける、そんなルーチンな行程に沿って進めることが出来れば、やり易い...
そういう必要に応じて組み上げた描き方で、この「かんしゃくもち屋さん」を作成していこうと思います。
絵を描くというよりは工作に近い描き方かもしれません。
・・・・・・・
(新)イラスト館たま、・・・
http://tamah.web.fc2.com/il.html
「Spitfire」をweb翻訳すると、「かんしゃく持ち」になりますね。
http://translate.google.co.jp/translate_t?hl=&ie=UTF-8&text=Spitfire&sl=en&tl=ja#
私は対戦前半に活躍したV型の姿が好きです。
グリフォンエンジンを積んだ後期型は、鼻っ面がとんがり、カッコつけたスーパーカーみたいで、元々スピットファイアが持っていた調和のとれたまろやかさや味わい深さがそがれてしまっているような気がします。
グリフォンスピットじゃないとダメという人もいますし、これは好みの問題なのでしょう。
合間合間に、趣味として、ちょこっとずつ描き進めていこうかと思っています。
資料を集め、三面図や写真とにらめっこしながら、先ずは基本の線画です。
これくらいの線の量でも、作業時間は、20分くらいかかっています。
段階をおってじっくり模型を作っていくような進行具合になりそうです。
・・・・・・・
ここ二日ばかり、熱が出て寝込んでしまいました。体力が消耗してフラフラです。
やれやれ...
午前中の涼しい時間を使って描いてみました。
歌っている「ウワ~~~~ッ」って感じのエネルギーが絵に出ると良いな、
油絵のザラザラしたマチエールの感じを出してみようかなとか考えながら描いていたら、
上描きしているうちに、マチエール感は、ちょっと目立たなくなったかな。
でもマチエールは脇役だから主張し過ぎて主題を壊してもなんだから、まあいいやね。
ただカワイイ感じじゃなくて、実在感の怖さなどが出ればと思って描きました。
http://tamah.web.fc2.com/jinbutu/text/suara-merdu.html